朝一番に思い出させてくれた この時間。
26回目の午前11時5分は
コンクリートの箱のなか。
1回目の午前11時5分もそうだったみたいに
1時間後には 私はその箱を抜け出して。
この日は雲が厚くて
そこから濃い雨がこぼれ落ちてきて。
しっとりしてて、でもとてもあったかい日でした。
きっと
初めてこの世界に出てきたときも
私はこういう 湿度が高い
でも心地よくあたたかい空気を吸い込んだのだと思う。
小さいときは 早く大きくなりたかった。
あなたと ちゃんと話がしたくて。
今は もっともっと つよくなりたいと思う。
守るなんて 私にできるかどうかわからないけど
今まで守ってくれたあなたを守れるように。
あなたを傷つけるものがあれば
代わりに向かっていけるように。
あなたが涙をながすときには
涙の理由を話してもらえるように。